邪馬台国での誓い|サイキックエッセイvol.5
Spiritual essays
過去世リーディングのお話。
以前、友人Eの結婚祝いとして透視リーディングをしたことがあります。
その時の最後の質問で「彼と結婚した意味みたいな、私たちが結婚した理由とかってあるのかな。」と問いかけられました。
するとすぐさま、「今生結婚することに納得(同意)している」
という情報が入ってきました。
そして目の前に、古い日本の景色、邪馬台国と言われているであろう時代が映し出されました。
人々はテレビや漫画で見た通りの、あの独特な髪型をしています。
その時代でのEの姿も映し出されましたが、性別を見極めるのに最初戸惑ってしまいました。
何故なら、エネルギー的にはどう見ても女性なのですが(10代か20代)、周囲がEを見ている時の認識は男性に対するものだったからです。
ですが、すぐにその理由が分かってきました。
Eは女の子でありながら、男の子として育てられていたのです。
どうやら、女の子が生まれたら巫女となるべく道が用意されていたか、その可能性があり、彼女の父親がそれに反発し、男として育てることを選択していたようなのです。
「巫女となれば自分の手からは離れてしまう、奪われる訳にはいかない!」と。
それらはどことなく父親の思い込みのようにも感じられましたが、全ては愛情からきたものでした。
ですが、そういった説明を娘であるEにあまりしてこなかったのと、親として分かりやすい愛情表現を示さなかった性格もあり、Eには父の愛みたいなもの が伝わっていなかったようにも感じられました。
それでもEは父親の言い付けを守り、素直に育っていました。
(セッション後、Eは「現世でも子供の頃、父親には男の子のように育てられていた」と教えてくれました!)
時刻は夜。
林の中で儀式か祭り事が行われていました。
その様子が伺える林の裏手には、Eと1人の男性が人目を忍んで手を取り合う姿がありました。
その男性は、まさにEの現在の旦那樣でした。
その時代では幼なじみであった彼は、Eが女性であることを知っていました。
幼い頃からお互いに思い合ってはいましたが、ふたりのエネルギーからは、結ばれる道がないことを理解している切なさと、「選択権は自分達にはない」という、周囲のルールに従う時代背景も感じられました。
村を出て、誰も知らない場所で一緒になろうという話もしていたようでしたが、結局Eは父や家族を置いてはいけないと、諦めた経緯も映し出されました。
その夜、ふたりはこう誓い合うのです。
「生まれ変わったら、今度こそ一緒になろう」と。
特に彼の方にその強い意志が感じられ、「生まれ変わっても君を必ず見つけ出す!」という決意にみなぎっていました。
現在のEとその旦那樣との出会いを聞くと、ふたりはある職場で出会い、彼は最初からEのことが好きで、熱烈なアプローチをされていたそうです。
まるで小説のようなふたりの物語に、こういうことって本当にあるのだなと、リーディングし た私の方が感心してしまいました。
そんなふたりの間には、3人目の子供が生まれたばかり。
2012年ベビーです。
この時期前後は本当に出産ラッシュで、2012年のパーティーを楽しみたくて、多くの魂が生まれて来ている感じですね。
EとEの旦那樣、どうぞこれからも末永くお幸せに。
reico
※今回は友人Eの許可を得て書きました(どうもありがとう)