好きなことを仕事にする為に|かぼちゃ屋さんは、かぼちゃを売ろう!
好きなことで生きていきたい
「好きなことを仕事にしたい」といったご質問をよくいただきます。
でも
「いつ踏み出せばいいのか…」
「最初の一歩が怖い」
「自分の思う通りの形にならない」
「生計を立てるところまでなかなか持っていけなくて…」
と、できない理由もたくさん。
基本的にどんな仕事でも
本人が「今の自分で良し」と認めていたり
いい意味での諦めをしている/納得していると、望むような活動ができてきます。
それがどういう感じか、たとえ話で説明してみますね。
今持っているものが武器
かぼちゃ畑を持っている人が、かぼちゃ屋さんとしてお店を開こうとします。
「よし!かぼちゃを売るぞ」とお店を作りはじめますが
いざとなると
「かぼちゃだけじゃ足りないんじゃないか…
かぼちゃだけじゃ誰も見向きもしないに決まっている。そうだ、大根も売らないと…」
かぼちゃ屋さんは、自分に足りないと思う大根を育てようと
畑となる土地や苗を買うために、お金を貯めようとします。
一年経ってようやく畑も苗も手に入れて
大根も育つようになってお店を開こうとした時
ふと「あれ?人参もないと誰も見向きもしないんじゃないか?」
今の自分では何かが足りないという思考ベースになり
人参の為の畑と苗を買うために一年かけてお金を貯めようとします…。
もうそのままで走り出せばいいのに
このループを続け、お店はぜんぜん開きません。
しかも、かぼちゃ屋さんが本当に好きなのはかぼちゃなので、大根や人参を育てることに身が入らない。
「自分は足りない」と信じて疑わず
それほど興味のないものを育てようと疲れ果ててしまう。
大事なこと忘れてません?
肝心なかぼちゃは、倉庫にしまったまま。
かぼちゃが食べたい人はいるのに、かぼちゃは店頭に並びません。
ここでかぼちゃを愛する店長がいることにすら気づかれないまま。
客観的に見ると分かりますよね。
かぼちゃ売ろうよ!って。
大根や人参を売りたくなるのも悪くはないけれど
まずは手持ちのものを使って経験を積もうよって。
今の自分を信じて
もし、自分の得意なことや
好きなことで何かをはじめようとしている時には
今持っている分だけで十分だと思ってください。
それで十分なんです。
最初は手持ちで乗り切れる
今持っているものを使って、第1ステージを乗り切るんです。
第1ステージは、持ち合わせのみで乗り切れるようにできているものなんです。
(第2ステージでも第3ステージでも同じで、その時々の自分の持ち合わせでOK)
そうやって今持っている資源(自分のできること)を使っていくと
今の自分で通用することが楽しくなってきます。
自己肯定感がますます高まります。
度胸や経験もついてきます。
使い切ると次のあらたなアイテムが手に入るようにもなります。
すると、あら不思議!
いつのまにか自分の畑から新種のかぼちゃが育つようになっているのです。
自分の畑でしか取れない、新種のかぼちゃの誕生です。
代わりがきかない、オンリーワンのかぼちゃ屋さんになっているのです。
経験をしよう
まずは、かぼちゃを売ることです。
「今持っている力」を求めている他者は必ずいます。
問いと共に答えはあり
需要と供給は必ず一致します。
陰陽のように、それが存在のあり方だからです。
問いと答えは分離していません。
だから、自分がもっているかぼちゃを必要とする人は必ずいます。
好きなことを仕事にできるんです。
安心して、今の自分にできることを使いこなしてください。
そうすれば上手くいきますよ。絶対に。