彼女の死が問いかけるもの|宇宙は本当に善人を助けないのか【アンサー】

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※ご質問は必ずしもお答えできないこと何卒ご容赦くださいませ。答えない事にマイナスな意味は全くございません。愛のみ!

Q1.
「ひとり、都会のバス停で~彼女の死が問いかけるもの」なぜ彼女が… ホームレスの死が問いかけるもの 東京・渋谷のバス停で事件|NHK事件記者取材note(社会部記者 徳田隼一・岡崎瑶)

こういう辛い哀しい人がいるのですが
宇宙はどうして全然助けようとしないのですか?

A1.
ご質問ありがとうございます。
この件については以前も別の方にご質問を受けて、その場でお答えした事があります。

故人やあらゆる関係者の方々にご迷惑にならないよう配慮しつつ
また全ての人に敬意をもって書く事をご理解ください。

最後の功績

故人である大林さんの人生の閉じ方に多くの方が悲しまれたと思います。

優しい人が傷付くと私たちの悲しみは倍増しますから。

でもだからこそ社会に大きな一石を投じる力を持った。
彼女が善人だったので
最後の最後に、多くの人に考える時間をもたらすことが出来た。

大林さんが残した最後の贈り物と呼べるものは
こうしたものなんじゃないかと思います。

宇宙は見通す

大林さんは誰にも迷惑をかけたくないと思うあまり、全ての事を一人で背負ってしまったのだと思います。

とはいえ助けを求めることが最も健全な答えである時に真逆に振り切ってしまえば

「誰のことも頼りに出来ない」
になります。

「私には助けてもらう価値がない」
にもなります。

宇宙は何も判断しません。
判断するのは当人だけです。

彼女が優しい人である事は痛いほど伝わって来ます。
その上で僭越ながら書かせて頂くと
「優しさを受け取る」ことも優しさの大事な一側面です。

大林さんはそれを図らずも避け続けてしまっていたのだと思います。

・人は出会う事で一歩前進する
・人は助け合って生きている
・人を頼るとはありのままの自分を見せる事であり=今の自分を受け入れる事である
・出会う人は今のあなたを受け止められる力がある
・自分が愛であると知るには、愛するだけでなく愛されることも必要である

大林さんはこういった取り組みの真っ最中だったのではないかと思います。

次の段階に進む為の選択に迫られていたのだと思います。

愛には両方必要

愛とは、愛するだけでは完成しません。
愛してもらう事もとても重要です。

「愛」はその両方を含むものだからです。

この世に存在している全てのものはその条件を満たしています。
条件を満たしているので存在しています。

愛している
愛されている

でも常に人々がそれを認識しているかとなると違ってきますよね。

愛されているから存在しているのに、偶然ここに居ると思いがちです。
愛しているからこの世に存在しているのに、その理由を忘れがちです。

そして優しい人ほど
苦しみの果てには
他者を傷つけず、社会を責めず
自分自身をこの世から消そうとしてしまいます。

水面下での人々の交流

助けを得るには
自分の弱さを見せなくてはなりません。

◯◯が出来ない自分を
まずは自分でOKにしなくてはなりません。

それが出来てはじめて「助けてほしい」と手を挙げられる。

弱さは悪ではありませんよね。
誰だって得意なこと、不得意なことがあります。
それらは人が交流するための素晴らしいきっかけになる訳ですが
それを善悪で判断してしまうと人は自分を隠すようになります。

優しい空気を纏う大林さんの存在に気付く人も少なくなかったと思います。
でもそれと同時に彼女からは「自分の為に足を止めないで欲しい」という思いも放たれていた。

彼女を認識した人達もまた優しい人達だったのでしょう。
よくは分からなくても声をかけるのも憚られるものを感じ取り、そっとしておく方が彼女は居心地が良いのではないかと考えた。

誰も間違えていなかった。
物理的な交流はなかったとしても
目に見えない優しい交流はあった。

人生のレッスン

大林さんは誠実で真面目な方だったと思います。

気軽に助けを求めることを自分に許せず
自分を助けることに「NO」を言い続けた。
その結果、人生は彼女にとって究極の状態になった。

* * *

でもある意味では
このような状況にでもならない限り
彼女は「力を貸して下さい」と言えないような方だったのだと思います。

自分を追い込むように迎えた人生の転機を
考えを変えるきっかけと捉えるのか
運命のイタズラと捉えるのかどうか。

それも選択の一つであり
宇宙はその選択さえも尊重してくれます。

宇宙は善人を助けていない訳ではありません。
愛を持って尊重しているんです。

「あなたが望む経験をすべて許すよ」と。

私たちの遥か上の愛を持って、私たちは全員許されているんです。

その愛に気付けるのかどうか。
思い出せるのかどうか。

そこで大林さんが望んだのは「自分を助けない」でした。

それがどのような経緯で辿り着いた思いだったとしても選択は選択なんです。

愛されなさい

「私は愛してもらって良い存在なのだ!」

自分を愛してもらうことは
他者に愛する喜びを与えること
相手に贈れるギフトの中で最高のものだと思います。

私たちは愛してもらうことを制限させている、身の内にある理由を自分に問わなければならないのだと思います。

それは何故なのか?と。
それは本当に確かなものなのか?と。

最後の選択

最後の最後、彼女は「もう嫌だ」と心の中で叫びました。

その強烈な思いと
別の思いとが共鳴した形となって現象が起き、幕が落とされた。

彼女の「嫌だ」は、こんな事になるならもう生き方を変えよう、助けを求めようという意味ではなかった。
こんな自分も人生ももう見たくないという「嫌だ」でした。

幕閉じに関わった人にもその人ならではの思いや人生物語があって、ここの地点に辿り着いています。
エネルギー的に悪者は存在せず。
罪と罰は存在せず、です。

それぞれの思いが交差した時にこの表現が起こった。

魂は死なない

私はこの生業により愛する人の死に直面した方々とお話しをします。
同時に死後の彼らの思いを伝えることもします。

誰も本当の意味では亡くなっていないから、これが出来ています。

私は物理的な死は理解していますし
人や動物たちが亡くなる事で悲しくなる時もありますが
その一方で、彼らが別の状態で生き続けていることも知っています。

この事実が別の凶悪な事件や殺人の免罪符に不用意に使われたくないとも思っていますが
それでも魂が死なずに生き続けていること
ちゃんと必要な経験を積み続けていること
私たちは想像以上にタフな存在であることは確かなのです。

今後も良い教師として

彼女の人生は凛とした美しいものだった。
そこに惹かれて私たちは学ぶ事が出来ているのだと思います。

一歩前に進むことを促され
勇気を持って
「どう生きたいのか?」を今一度明確にさせられている。
そんな気がします。

大林三佐子さんという素晴らしい教師を前に。

彼女の人生と人生の最後に関わった大勢の教師を前に。

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